こんにちは、高千穂郷食べる通信の佐藤翔平です。
今回は、先日開催された世界農業遺産・ユネスコエコパーク中学生サミットで司会をやり遂げたGIAHSアカデミー生の3人の様子をお届けしようと思います。
自分も何回か大きい会議とかイベントとかで司会やった事ありますけど、台本があるからといって緊張しないわけではないし、当日は思ってもないことがおきて大変なんですよね。
しかし、3人の司会でサミットが滞りなく終わったので、今回はその様子をお届けします!
しょうへい
世界農業遺産・ユネスコエコパーク中学生サミットとは
世界農業遺産・ユネスコエコパーク中学生サミットとは、世界農業遺産に認定された「高千穂郷・椎葉山地域」とユネスコエコパークに認定された「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」の地域の中学生が集まって学校で行った研究課題を発表し、伝統芸能や風景の事を知り郷土を愛する心を育む場です。
今年は、高千穂郷椎葉山地域の中学校の高千穂中、上野中、田原中、五ヶ瀬中、五ヶ瀬中等教育学校、日之影中、諸塚中、椎葉中と、祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク認定地域にある延岡市立北川中学校の生徒が参加して、発表を行いました。
楽屋で直前まで練習
今回、中学生の活動発表も期待大ですが、GIAHSアカデミー生の3人が総合司会を行うことになっているので楽屋に行ってみます!
しょうへい

しょうへい
そうなんです、軽いノリで楽屋のドアを開いたらムチャムチャ3人ともの最後最後まで練習しててびっくりしました。
しょうへい
あおい
みき
すずほ
とりあえず大丈夫そうです!!
では時間になったので会場へ移動します!
総合司会はあおいさんが担当
この日は、MRT宮崎放送の「みらい・みやざき まなび隊」の撮影も行われてました。中学生の発表など本会の様子がたくさんありますので、放送で見る事ができなかった方はこちらから御覧ください!
それで今回、中学生サミットの司会ということで、総合司会をあおいさんが務めるそうです。
しょうへい
開会式では、農林水産省や宮崎県から来賓の方も挨拶をされ、その声掛けもあおいさんが行いました。ゆっくり聞き取りやすい声で読み上げを行っており、スムーズな開会式でした。
しょうへい
GIAHSアカデミー生にはこういう役回りもあって、高校生で数少ない場数を踏めるいい場所にもチャレンジできることも素敵だなと思いました。
あおい
中学生の成果発表や刈干切唄
中学生の発表が始まりましてここからは、すずほさんとみきさんの出番。
二人には中学生への発表のコメンテーターの役割もあり、発表を聞いて臨機応変にコメントをしないといけない重大任務もありまして、さらに緊張気味。
発表ではそれぞれの地域の特色を活かした発表が行われました。当日の様子は「みらい・みやざき まなび隊」でも見ることが出来ますのでぜひご覧ください。
椎葉村の椎葉中学校の発表では、焼き畑を行っている活動の様子を発表。途中民謡の「ひえつき節」の生披露などもあり、
高千穂町の上野中学校は、地域の方が来られて臼太鼓踊りの披露の準備を行ったり。
五ヶ瀬町の五ヶ瀬中学校の生徒は、五ヶ瀬町しいたけ振興会のみなさんとしいたけ栽培を行った内容の発表でした。
しいたけ栽培を学ぶことは世界農業遺産を学ぶことに等しい産品なのですばらしいですね。
みき
すずほ
おなじみ東大の梶谷先生と哲学対話
今回もおなじみ東京大学の梶谷先生が参加してくださり、参加者全員で哲学対話を実施!
哲学対話とは、話せば長いのでこちらの記事を参照ください。
哲学対話では、基本的に「相手の意見を否定しない」「話せなくてもOK」を重視。
中学生から大人までいろんな意見交換を自由に行います。
写真のようにテーマを決めて、それに向かって自由に考えを喋っていくのですが、
「大人になったらふるさとに帰ってくるべきか」など世界農業遺産やユネスコエコパークの地として選ばれた地域の中でとても大事でも、子供なりの「なんで故郷にかえらんといかんのか?」という意見だったり、「故郷に興味が無いことは悪いことなのか」という意見だったりでるし、大人としては「いやあのね?」って態度になりがちなんですけど、ここはそんな場所ではなく、「そういう意見もあるよね」と。
肯定して、肯定して、肯定して、みんなでなんでも言って、なんでも言いやすい雰囲気を作って対話をしていきます。
対話が大事な所って、所詮家族であろうと人の考えなんて100%わからない前提があって、だからこそお互いを理解しあう努力をする事が大事だと思ってます。哲学対話でみんなが「それ、いいね!」って言える雰囲気は、お互いを努力する第1歩だなぁと感じました。
無事に終了
そして、無事に終了した世界農業遺産・ユネスコエコパーク中学生サミット。
3人についても肩の荷が降りたような感じで最後はリラックスしていました。
GIAHSアカデミーではこのような形でシンポジウムでの司会を行ったり、地域の小学校や中学校に出向いて「出前授業」を行っています。
半数以上の子供が地域から一度は飛び出て行く時代に、机の上の事ではなく、実際に山に行ってしいたけ作ったり焼き畑に参加したり、このような形で地域を知ることができるのは永遠にその子供の価値になると思います。
司会を担当した3人も大きな舞台を踏んでこれからの高校生活に間違いなくメリットはあるであろうと思います。
あおい
みき
すずほ
しょうへい
そんな事を思い出して少し、今高校生をやりたい気になりました(笑)
それでは今日はこのへんで。
ではでは。
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