こんにちは!GIAHSアカデミー生の税田麦(写真左)、坂本愛華(写真中央)、佐藤翔太(写真右)です!
今日は農家さんの思いを伝える情報誌「高千穂郷食べる通信」の取材で、椎葉村の「春の七草」を出荷用に栽培されている椎葉さんの所に取材に来ました。
皆さんは、春の七草って全部言えますか??
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」
の、7つですね!
今回は、その中でもセリとハコベラの仕込みの部分を取材させてもらいました!
地道な作業の塊。七草栽培
今回私達が作業させてもらったセリ。
おもに湿った地面に自生しており、近隣の山でも意外と簡単に手に入るそうです。
ですが!
毒を持ったドクゼリもあるので要注意!
毎年栽培の前に山にセリを撮りに行かれるそうですが間違ってドクゼリを採取してしまわないよう気をつけているのだそうです。
セリは他の七草と違って、種の代わりに「ランナー」と呼ばれるつるを切断したものを植えます。
20~40cmの長さにセリのつるを切ったものがランナーです。
このとき短すぎたり長すぎたりすると、育ちにくくなるそうです。
ランナー作りは5人がかりだったのですが、ケースいっぱいのセリはなかなか減らず、時間が止まっているかのように長く感じました。
愛華
そして必ず節が1つはあるように切らないと、新しいセリが生えてきません。そこもなかなか難しい・・・
切断したランナーは、中心にくぼみをつくったビニールハウス内の畝に均一にばらまき、上から軽く土をかぶせます。
土をかけすぎると深くて芽が出にくくなるので、軽くかぶせるのがポイント。またセリは乾燥に弱いため、土に水分がたっぷり含まれている状態で作業します。
むぎ
と身をもって感じました。
蒸し暑いハウスの作業も体験
次に、ハコベラの種まきを体験させてもらいました!
ハコベラはあの大根みたいなやつですね。
細かい種は、指でつまんで親指と人差し指をこする様にして1列にまく、「筋まき」というやり方でまくのが普通だそう。
ですがハコベラの種は非常に小さいので、間引きの手間を減らすためにも、土と混ぜてから土ごとまきました。
畝に乗せるような感じで、土をかぶせたりしないのにもびっくり!
こういった工夫は、より効率的に栽培するため那須さんが独自に研究されたものだそうです。
暑いハウスでの作業はとても大変でした。
体験した作業はごく一部で他にも収穫や袋詰めとたくさんの作業ですごい労力と手間がかかってるんだなと思いました。
取材を通して、試行錯誤しながら育てていると聞き日々より良い七種を育てようという熱い思いが伝わりました!
出荷前には川で水洗い作業
12月になると七草を栽培するにあたり、もっとも肉体的につらい作業が収穫から出荷の作業です。
土を落とすために川の水で七草を洗う作業も手伝いました。
椎葉さんいわく、この「バイトに来た人で、次の年も来る人はまずいない」とのことでした(笑)。
また、もたもたしていると、洗った七草が寒さで凍ってしまい、出荷できなくなってしまいます。そのため、洗った七草はすぐパック詰めをした後、4℃程に保たれている保冷庫で保管され、出荷されます。
キレイな七草を出荷する作業はこんなに大変なんですね・・・
全て手作業だから良いものができる。それ故の悩みも
七草は出荷の時期が非常に限られており、年が明けるとすぐにシーズンも終わってしまいます。
人にできることはハウスの温度調節などに限られている中で、出荷時期に合わせて成長を管理するのは本当に難しそうでした。
収穫した七草を洗うなど、出荷の準備は寒さも厳しい年末年始に集中しており、1月7日を迎える頃には七草粥を食べる気もなくなるくらい大変な作業なのだそう。
椎葉の七草は見栄えもよく、卸してほしいという声も多いということですが、働き手は家族中心のため、大手の生産者が作る量には勝てないと言います。
私も一消費者として食べ物は質のいいものが好ましいと思いますが、質のいいものほど量も求められるんだなと実感しました。
「人がいればもっと出荷量も増やせるんだけど……」という那須さんの言葉からも、人手不足は重大な課題だということを改めて感じた今回の取材でした。
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