地域の社会人のお話を聞くゆうやけトーク

こんにちは、高千穂郷食べる通信編集長の佐藤翔平です!

今日も五ヶ瀬町の上組小学校にお邪魔しています!

今私は、昼休みが終わってサッカーのせいで太ももがパンパンな状態です(笑)

それでなぜまだ上組小学校にいるのかというと、午後からも面白い授業があるなんです。

午後からはこちらの

「夕焼けトーク」という授業に参加させれもらう予定になっています。

今回も教頭先生にお話を伺っていきます。

しょうへい

教頭先生、今回の夕焼けトークはどういったものなんですか?
夕焼けトークは1学期に一度、地域の方にお越しいただきお仕事のことや人生についてお話をして頂く上組小学校独自のキャリア教育授業です。

平田教頭先生

しょうへい

ほへーじゃあ今日は教育委員会の方がいろいろお話をしてくださるのですね。
はい、五ヶ瀬町教育委員会ので指導主事をされている渡木さんからお話をして頂く予定です。理科の先生なので理科の話しをされると思うんですが・・

平田教頭先生

お話する内容はあとの楽しみということで早速行ってみましょう。

教育委員会渡木さんの夕焼けトーーーーク

こちらが今回お話をしてくださる五ヶ瀬町教育委員会の渡木さんです!

渡木さんは中学校の先生をされたあと、大学の准教授としても活躍され民間でも働いたあと五ヶ瀬町で教育指導主事としてお勤めされています。

そんな渡木さんからどんな話しが聞けるのでしょうか。

渡木さんはまず、3つの液体が入った桶を持ってこられました。

渡木さん

今3つの液体が入っています。それに左右の液体にドボンと手を突っ込んでください。

恐る恐る手を突っ込む二人。特別動きはありません・・・

渡木さん

じゃあ次は、同時に真ん中の液体に手を入れてみてください。そして感じた事をそのまま言ってください。

また恐る恐る、手を真ん中の液体に入れます

すると二人は同時に「冷たい!」「温かい!」と言います。

ざわざわする生徒たちを尻目に渡木さんは

渡木さん

ふたりとも本当の事を言っています。ただ同じことをしているのに違う事を言っています。私が何を言いたいかと言うと・・・

渡木さん

人の気持ちは分からないということなんです。同じ事やってるのに違う事を言う、思う事ありますよね。感じ方はそれぞれで人の気持ちってわからないんです。

渡木さんは、「親の心、子知らず」という熟語を例題に、親の気持ちもわからないし、親も子供の気持ちを全部把握しているわけじゃない。だから僕が言いたいことは

渡木さん

みんなには人の気持ちをわかろうとする事が大切という事を伝えに来ました。

ヒトと人間の違いは

児童たちも渡木さんの雰囲気に「あれ、ただの面白いおじさんじゃないぞ・・・」という雰囲気を出し始めました。

さらに渡木さんはこう続けます。

渡木さん

皆さんはヒトですよね。ただ、人間とも言いますよね。この違いはなんだと思いますか?

ここで児童たちのモニョモニョタイム

班に分かれて友達どうしでモニョモニョします。

モニョモニョタイムのあと児童から

人間は、ヒトとヒトの間があって、あの間につながりがあるから人間」という答えがでてきました。

渡木さん

そうですね、間を大事にするから人間だと思います。

さらにこう続けます。

渡木さん

人間が生まれたら必ず死んでしまいます。これは誰にでも訪れます。その中で「人生の幸せ」について考えてほしいです。人の気持ちは分かろうとすることが大事です。人は一人では幸せになれません。

渡木さん

僕は五ヶ瀬町に来て君たちと出会えて本当に幸せです。

渡木さん

君たちが幸せであるように祈って僕のお話を終わりたいと思います。

幸せについて考える夕焼けトーク

最後に児童から質問がありました。

先生が親といて、幸せだったと思うことはありますか??

渡木さん

親がいて幸せだったと思うことはね、僕の親はどんなに僕が悪いことをしてもお前の味方だからねって言われたことです。味方がいてくれるなら頑張れるなって思えました。

以上で渡木さんの夕焼けトークは終了しました。

児童たちも、渡木さんが涙ぐんだ瞬間にぐっと力が入っているような気がしました。

この自然豊かで、昔ながらの生活をしながら、今を生きる子どもたちは僕ら以上にいろんなことを経験するかもしれないけど、人間として人の事を思いやる気持ちをいつまでも持ってほしいなと思いました。

世界農業遺産高千穂郷椎葉山地域の最大のポイントも「人と人とのつながり」です。

いつまでも素直な気持ち忘れんでほしいな〜と思った今回の取材でした。

それでは今日はこのへんで。

ではでは。

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