こんにちは、高千穂郷食べる通信編集長の佐藤翔平です!
前回は高速道路が出来てちゃんと自然は守られるのかを学んだ押方小学校4年生のみんな。
その時間に引き続き、今回は学校の周りにどんな樹木があるのかを学んでいくよ!
世界農業遺産に大事な森林を学ぶことはめっちゃ大事なんだなぁ
森の木々のことについていろいろ聞くよ
今回は樹木医でもある、高千穂町のひむか土木造園の佐藤光(さとうひかる)さんから森林のことについて学んでいきます。
佐藤さんの手元にはたくさんの木の枝が集められています。
これは実は、小学校の周りを5分くらいぶらっと歩いてきて獲ってきたものだそうで、種類にしてスギ、マツ、オガタマ、フジ、サカキ、サザンカ、アラカシ、ネバモチ、シラカシ、ヤブツバキ、エノキ、コナラ、11種類もの木々の枝を獲って来られていました。
5分くらい歩いてこれだけたくさんの種類があるということは、やはり森が豊かな証拠ですね。
生徒たちも枝を見せたら
「それはフジ!」
「それはオガタマ!」
とバンバン答えを出していて森と生きてるんだなというのがとても嬉しかったです。
佐藤さんは、「木があることはとても大事なこと」と子どもたちに教えていらっしゃいました。
佐藤光さん
木が二酸化炭素を酸素に変えて、虫や鳥が食べる木のみを作り、山の木は葉っぱを落とし、腐葉土になり、そこから雨が染み込み川となり海に流れます。その養分はプランクトンの餌となり、それは魚の餌となります。
木っていうのはとても大事なんですね。
実際に外に出ていろんな木を見ていくよ
次は実際に外に出て、どんな木があるのか、どんな木が押方小学校の周りを潤しているのかを見に行きました。
このみんなの前にある木は、アラカシの木。押方小学校の歴史と同じくらいの歴史をここで経ているんだって。
アラカシを見ていた佐藤さんは
佐藤光さん
子どもたちに木の生体についても教えてくれます。
子どもたちも次にこの根を見たら優しくしてくれるかな。
佐藤光さん
苔が木に悪いことは自分も初めて知りました。苔がある木って趣があって良いものと勝手に思ってた・・・
佐藤光さん
佐藤光さん
さらに、校舎の裏山のめちゃくちゃ珍しい木を紹介して頂いたり、木と生きるとはどんな事かを教えていただきました。
話を聞いていたらずさる生徒が(笑)
危ないから気をつけてね。
森林学習した感想聞いてみた
今回の森林学習の感想を押方小学校の4年生の藤崎将吾くんに聞いてみました。
しょうへい
将吾くん
しょうへい
将吾くん
しょうへい
将吾くん
しょうへい
将吾くん
しょうへい
木は一つひとつ違うんだ
最後に佐藤光さんは、
佐藤光さん
という話をされていました。
身近にある「森」をこういう形で教えてくださって児童たちも森の大切が更に深まってみたいです。
世界農業遺産高千穂郷椎葉山地域の山々はこういう学習によっても受け継がれていくんだなぁとしみじみしました。
大人になるにつれ山で遊ぶなんてことはなくなってくるかもしれませんが、いつまでもこの心と押方の森の事を覚えておいてほしいなと思った今日の取材でした。
今日はこのへんで。
そんじゃーね!
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