【高千穂高校で東京大学教授から学ぶ文章力】GIAHSアカデミー文章力講座開校!

こんにちは、高千穂郷食べる通信編集長の佐藤翔平です!

皆さん、東京大学ってどんなイメージですか!?!?

「日本で一番頭がいい大学」

「赤門」

「東大王なら見てる」

など、様々あると思いますが、さしより頭の良い学生が揃っていて、さぞかし先生たちも素晴らしい人たちが多いのだろうという印象では無いでしょうか。

はい、まさに其のとおりです!!

偏差値はどの学部も78〜80。そんな皆さんが東大から毎年3,000人くらい世の中に出ていっています。

その東京大学の教授である梶谷真司先生がGIAHSアカデミー生のために、高千穂高校で授業をしてくれるってんだからスゴイよね。

僕のいた頃と比べて、ホント高千穂高校進化しすぎてます。。。

東大の梶谷真司先生って??

東京大学 梶谷真司先生

1966年、愛知県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は哲学、比較文化、医学史。著書に『シュミッツ現象学の根本問題──身体と感情からの思索』などがある。

梶谷先生は東京大学で、哲学を研究されていて最近の著書では

考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門

なんて本もあるから是非読んでみてくださいね。哲学ってピンと来ないかも知れないですが、哲学哲学してなくてわかりやすい本です!

そんな梶谷先生が実施する今回の「文章力講座」。

今回は、GIAHSアカデミー生以外にも

「AO入試受けるかも!」

「試験で小論文があるんだよね・・・」

という1年生と2年生の希望者も一緒に学びました。

1日目の講座は、「文章を書く事」について考える

今回はボリューム満点て頭ひねりまくる講座なので、2日間の開催となりまして、この1日目ではまず

  1. なぜ文章がかけないのか?
  2. どのような文章を目指せばよいのか?
  3. 文章を書くとはどういう事か?
  4. 書く内容を見つけるには?

に焦点をあてて講義を行いました。

文章を書くとは?とは、正に哲学っぽいです・・・

ただ、座学って眠くなるよね。。。

でも、梶谷先生の授業で寝てる人は全然おらず、生徒からはしっかり将来のために身に着けようとする意識が垣間見えました。

まず梶谷先生からは、

  1. 学校で文章の書き方は学ばない
  2. 書くためには考えないと行けない→しかし、考える方法も学ばない→そして、書く内容をどうやって見つけるかさえも学ばない
  3. 加えてどういう文章を書ける様になればいいのか、目標が明確でないか、間違っている。
  4. いわゆる、表現力と文章力の前に、何を書いたらいいのか、どう考えたらいいのかを学べない
    ために書けない状況が生まれていると話されました。

確かに、文法とかは学ぶけどそれは表現力文章力の類であって、0→1の書き方は学ばなかった気がします。

どのような文章を目指すのか?

続いて梶谷先生からは、人に伝わる文章とはどのようなものかを教えて頂きました。

東大梶谷教授が言う伝わる文章とは

  • なんのためにに書いているのかが分かる。
  • 誰に対して書いているのかが分かる。
  • 何が言いたいかが分かる。
  • 自分の考えたことを筋道立てて、自分の言葉で書く。

だそうで、確かに上の3つだけでも明確化されていれば、とりあえず誰のために何故それを言いたいかがわかりますね。

あとは自分の考えた事で、自分の言葉で書くのがそろえば最高です。

文章を書くをはどういことか

さらに、文章を書くとはどういうことかについては、

「とりあえず書く!!!書きまくる!!」

実践あるのみ!!!!!

ただ、闇雲に書くのではなく

  • 単語、フレーズ、短文を集める!(紙に単語を書き出す)
  • 書いてから考える!(自然体で出てきた言葉が大事。それが自分の言葉)

そして、書く内容とはつまり、自分が自分に問いを投げたときに考えなければならない内容である。

考えないと行けない内容を見つけるためには

  1. 5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、どのようにする、なぜ?)を出す→状況を説明する
  2. 特定の人しか分からないような言葉の意味を明確にする→具体性を出す
  3. そうでない場合は?→反対の事例を考える
  4. 正しいかどうかを考える→根拠を探す等
  5. まとめる→総じてこう言いたい
  6. 結論を見つける→なのでこうなります

こうした問から考えるべき内容を増やしていく

例えば、昨日はエビフライを食べたことを文章にするとした場合。

・エビフライをいつ、どこで、だれが、なにを、どのようにして、なんで食べたか

・エビフライのエビの種類がバナメイだったとしたら、そのバナメイはみんな知ってるのか、そうじゃなければ具体的にどんなエビなのか

・エビフライはホントにエビフライだったのかなどを根拠を提示する

という作業を行うとより伝わりやすくなり、文章として厚みがでるということです。

考える量が増えると、書く内容が増えるので文章の中で使えるお話を選べるようになるってことですね。

じゃあ、実際に書いてみる

ここからは、グループに別れて実際に書いてみるワークに。

本日の実際に書いてみるテーマはこちら!!!ドン!!!!

このテーマを先程、梶谷先生から習った方法で書いていきます!!!

まずは、自分が人生で大切にしたいものを紙に単語で書き出していく

スラスラでてくる人、なかなか躓いている人、さまざまいる様子。

カテゴリ分けして単語を出す人も

それぞれ頭を捻ってます。

梶谷先生が直接指導する班もあったりしてめっちゃ勉強になってる感じ。

そのあとの作業は、

「出てきたワードから3つほど選び、なぜの3つにしたのか?その3つのワードに対してなぜ選んだのか」を言語化します。

そして、発表タイム!!

発表したら、聞いてるメンバーから質問攻め!!

そうやって自分の中の思いをどんどん言語化していきます。

構成して組み直して再度発表タイム

質問攻めにあったあとは、自分の中の思いが深掘りされたのでもう一度書いてみます。

ここでは梶谷先生と一緒に来られている先生方にもお手伝いをしてもらい、話す順番、ネタの取捨選択、質問を考慮して内容を膨らませていきます。

終わったら再度発表タイム!!

こうやって自分の中の問いを、加えてみんなが疑問に思ったことを文章に言語化していくことで、文章の厚みが出てくるんですね。

今日は単語を選んで→まとめて→発表して、質問を受けて→まとめなおして→再度発表まででしたが、明日はコレをちゃんとした文章にしていくワークを行います。

梶谷先生は最後に「キャッチボールのやり方を知らないのに野球はできない」と言ってました。

やり方さえ学べば、誰にでもそれは出来るようになるし、出来ない理由にならないと言っているように聞こえました。

ここで学んだことは是非、進路に活かしてほしいですね。

というか、ほんとにこれ出来たら作文めちゃくちゃ捗るから!!!

ということで、明日の文章作成に回に続きたいと思います。

それでは今日はこのへんで。

ではでは。

1 Comment

アバター Cinda Fulmore

Very well written information. It will be useful to everyone who employess it, including me. Keep doing what you are doing – for sure i will check out more posts.

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