【GIAHS農家さんをお手伝い】キビ農家の西田さんの脱穀作業をやってきました!

 

今回は、高千穂郷食べる通信の取材で、諸塚村の西田さんの所に「きび」の脱穀・皮剥ぎ・粉砕・ふるい選別の体験をさせて頂きました!1日で体験が盛りだくさん!

こうが

ベテラン農家さんのたゆまぬ努力に驚きました・・・

初めてこの地のキビを見ました

取材をするまではきびのことを全然知らなくて、最初見たときは正直「え……とうもろこしじゃん!」って思いました(笑) それくらい見た目はそっくりですが、乾燥しているのでびっくりするほど軽くて硬いんです!

まずは脱穀です。大きな網に40~50本程きびを入れ、木の棒でひたすら叩いて芯から実を外します。腕が疲れます……

ある程度実が取れたら、網から出して大きなふるいで実だけを取り除き、残りは1つ1つ手で外していきました。

外した実は手動の唐箕(とうみ)にかけます。これはハンドルを回して風を起こし、細かいゴミを吹き飛ばす機械です。

自分で風を起こす感触がとても楽しいのですが、うっかり選別口を開けっぱなしのまま次の実を入れてしまい、そのまま全部ザーッと落ちてきたのがこの日一番のやらかしでした(笑)

キビから削れた皮

次に皮剥ぎです。皮が剥げやすくなるよう脱穀した実に熱湯を少しかけ、それを循環式の精米機に入れて約1時間回します。

削れた皮は精米機の下にどんどんたまっていきます。米ぬかと似た匂いがしました。

何十年も前から使っているという年代物の機械です!この時、実に黒い芯が残っていないかチェックします。

ある程度取り除いておかないと、粉にした時に黒い粒か残ってしまうそうです。とても手間のかかる作業で、これを毎年やっているなんて大変だと思いました。

それから粉砕です。皮剥ぎを終えた実を製粉機に入れ、粗さを調節しながら粉にしていきます。

出てきた粉はさらさらで感触がよく、少し温かい気がしました。仕上げに、できた粉をふるいにかける選別の作業です。

ふるいは4種類あり、網目の細かさで粉を分けていきます。一番粒が大きいものはきびご飯用、もう少し細かいものは加工用など、使い道が違います。ふるいに残ったものはもう一度製粉機にかけ、落ちてきたものはきびご飯用として袋詰めするか、さらに目の細かいふるいにかけるという作業を繰り返します。

想像以上のきびの姿にもっとたくさんの人に知ってもらいたい

全体を通して手作業が多く、粉の状態になるまでには想像以上に手間がかかっているんだなと感じました。きびは僕達高校生世代にはあまり馴染みのない穀物ですが、もっとたくさんの人に知ってもらいたいと思うようになりました!

私は今回が初取材だったので、細くてくねくねだらけの道中はちょっぴり不安になりましたが、山また山の景色は見晴らしがよかったです。

西田さんご夫婦はとても優しく、お昼休憩ではきび料理をごちそうになりました!

初めて食べたきびご飯は、普通のご飯より香りがよかった気がします。餅は黄色味がかっていて、ほんのりきびの味がしました。

西田さん夫婦は今年の悪かった所を反省して次に活かそうとされていて、毎年新たな気持ちできびの栽培に取り組んでいらっしゃる様子が感じられました。

1 Comment

アバター vorbelutrioperbir

What i do not understood is in fact how you’re not really much more neatly-appreciated than you may be right now. You are so intelligent. You realize thus significantly on the subject of this matter, made me in my opinion believe it from so many varied angles. Its like men and women aren’t involved until it is one thing to accomplish with Woman gaga! Your personal stuffs excellent. All the time handle it up!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。